本記事では、NFT売買におけるフィッシング詐欺の防ぎ方について解説します。
本記事で分かること
・実際に起きたフィッシング詐欺の事例
・フィッシング詐欺の対処方法
・フィッシング詐欺に遭わないための注意点
・資産の分散管理について
NFTで最初に注意しなければならないのはフィッシング詐欺
フィッシング詐欺には、一番注意してください。
どのように対処すればいいのか。
結論、「Google検索でサイトにアクセスしないこと」が対処方法です。
暗号資産を触るうえでは、NFTに限らず注意が必要になります。
[st-kaiwa3]事例・対処方法を紹介していきますね。[/st-kaiwa3]
2023年5月に起きたフィッシング詐欺の事例
まずは詐欺の事例から共有します。
簡潔にまとめると、以下のような流れでフィッシング詐欺の被害が起きました。
①会社のPCでメタマスクウォレットを復元
②Google検索で偽サイトにアクセス
③シードフレーズを2回入力
上記3つの何が良くなかったのかは後述します。
[st-kaiwa3]まずは、対処方法からお伝えしますね。[/st-kaiwa3]
フィッシング詐欺の対処方法
対処方法の流れは以下のとおりです。
対処方法の流れ
①広告からサイトにアクセスしない
②公式Twitterからサイトにアクセスする
③サイトのURLをブックマークする
④複数人のブログからサイトにアクセスする
⑤ブックマークのURLと一致しているかを確認する
[st-kaiwa3]10分程度作業時間が増えるだけなので、ぜひ参考にしてください。[/st-kaiwa3]
広告からサイトにアクセスしない
これが最重要です。徹底してください。
Google広告は、お金を出せばサイトを上位に表示させることが可能です。
[st-kaiwa3]「スポンサー」「広告」の表記に注意してください。[/st-kaiwa3]
公式Twitterからサイトにアクセスする
必ず「公式Twitter」からサイトにアクセスしてください。
メタマスクの公式Twitterは以下のURLです。(このURLは公式のものですが、これすら疑うくらいの警戒心を持ってください。)
https://twitter.com/MetaMask
公式Twitterのプロフィールにある「metamask.io」が公式サイトです。
[st-kaiwa3]Twitterの偽アカウントに注意してください。[/st-kaiwa3]
多くの偽アカウントがあります。
主に以下の7つのポイントで見分けることができます。
偽アカウントを見分ける方法
・フォロー数
・フォロワー数
・ツイート数
・Twitterを利用しているのはいつからか(例:20〇年〇月からTwitterを利用しています)
・@からのTwitter ID(例:@aki_039)
・アイコン
・誰がフォローしているか
以下の記事も参考にしてください。
参考:詐欺やハッキング被害であふれかえるNFT・仮想通貨市場!【3大リスクと対策】
サイトのURLをブックマークする
アクセスしたサイトをブックマークしてください。
複数人のブログからサイトにアクセスする
誰でもいいので、ブログなどからサイトにアクセスしましょう。
よければ、私の記事も参考にしてください。
他サイトの一例
ブックマークのURLと一致しているかを確認する
サイトを開いた時にブックマーク済みであれば、公式サイトである可能性が高いです。
他の多くのブログ記事からサイトにアクセスして「すべてがブックマーク済み」であれば、サイトの信頼性が高くなります。
[st-kaiwa3]これで終了です。簡単ですね。[/st-kaiwa3]
詐欺被害の後に「OpenSea上で取引ができないようにする方法」もあるので参考にしてください。
フィッシング詐欺に遭わないための注意点
当記事の冒頭でお伝えした、今回の事例で良くないと思う点は、以下の3つです。
・会社のPCでメタマスクウォレットを復元
・Google検索で偽サイトにアクセス
・シードフレーズを2回入力
[st-kaiwa3]順番に解説します。[/st-kaiwa3]
会社のPCでメタマスクウォレットを復元
これはかなり危険です。
なぜなら、多くのファイルを開く可能性があるから。
危ないサイトへ誘導するファイルが送られてきた場合、情報を抜かれる可能性があります。
[st-kaiwa3]暗号資産専用のPCを使用している人も多いです。[/st-kaiwa3]
Google検索で偽サイトにアクセス
本記事で紹介したとおり「検索からサイトにアクセスすること」は、非常に危険です。
最新の注意を払って、公式からサイトにアクセスしてください。
シードフレーズを2回入力
シードフレーズは1回しか入力を求められません。
また、拡張機能を追加する前にシードフレーズを求められることもありません。
銀行のアプリをインストールする前に「口座番号や暗証番号を求められること」はありませんよね。
それと同じ考え方で問題ありません。
分散管理について
大量の資産を保有していて、分散管理していないのは大変危険です。
特にCryptoの世界では、資産を分散管理させてください。
例えるなら、分散管理をしないのは「全財産を1つの財布に入れて飲み会に行くのと同じ」と言えます。
分散管理の具体例
資産の管理は、人によって大きく違います。
最低限分けたほうがいい例を出します。
分散管理の事例
・メインウォレット(基本的な売買)
・フリーミント用ウォレット(突撃用)
・ハードウェアウォレット(保管用)
NFTプロジェクトをやるのであれば、もちろんプロジェクト用のウォレットを作成する必要があります。
さらにウォレットについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
参考記事:【資産を守る】セルフカストディとハードウェアウォレットについて解説
まとめ
本記事の内容をまとめて終わります。
まとめ
・フィッシング詐欺の事例
・フィッシング詐欺の対処方法
・フィッシング詐欺に遭わないための注意点
・資産の分散管理について
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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