【初心者向け】Pyth Networkとは?

本記事では、Pyth Networkのエアドロップに参加する方法と、参加タスクについて解説します。

本記事で分かること
  • Pyth Networkとは?
  • Pyth Networkに出資しているVCについて
  • ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムについて
  • Pythトークンについて
目次

Pyth Networkとは?

出典:公式サイト

Pyth Network(@PythNetwork)は、ソラナチェーンをベースにして構築されたブロックチェーンです。

Pyth Networkの目的は、「Defiを一般の人に普及させる事」とされています。

Pyth NetworkとPythは別物です。

ポイント
  • Pyth Network:Solanaコード上に構築されたブロックチェーン
  • Pyth:Pyth Network上のdapps

Pyth Networkは、ソラナチェーンとは別のチェーンであることもポイントです。

以下の画像が公式サイトに記載されています。

参考:公式サイト

Pythプロトコルの特徴

Pythは「Pyth Network上にあるアプリケーション」です。

Pyth Network(オンチェーンのプログラム)は、参加しているパブリッシャー(価格データを発行する人)のデータを集約して、各商品の価格データを生成します。

プロダクトの参加者が、様々な商品(BTC/USDなど)の価格更新を継続的に公表することで、報酬(インセンティブ)が貰えるように設計されています。

Pythプロトコルの特徴
  • 高品質でタイムリーな価格データを提供
  • 各商品(BTC/USDなど)には価格データ(価格フィード)があり、更新され続ける
  • 各商品の価格データはオンチェーン上で公開される

消費者は常に最新の価格を確認可能です。

Pythの参加者

参加者は主に2つに分けられます。

  • パブリッシャー(価格データを発行する人)
  • 消費者

価格データを発行するパブリッシャーは、報酬として一部の手数料を受け取ることができます。
反対に、価格データをもとにして行動する消費者は手数料を支払います。

複数のチェーンで展開

Pyth Networkの高品質な価格データを幅広く使用してもらうには、複数のチェーンで使用可能にすることが必要不可欠になります。

なぜなら、相互運用性がなければ利用者が限られて発展しないからです。

出典:公式サイト

公式サイトによれば、45以上のブロックチェーンに対応している事が分かります。

クロスチェーンの課題

クロスチェーンの課題は以下の3つです。

クロスチェーンの課題
  • チェーン間の情報遅延
  • 参加者が負担するコスト
  • 多くのブロックチェーンへのスケール

これらの課題に対して、Pythは「オラクル」で解決を試みています。

オラクルとは

ブロックチェーンに外部データを伝達する第三者的な役割を果たすもの

低遅延かつ高頻度の価格更新を目指しています。

※一度オフチェーンに情報を持っていき、その後オンチェーンに情報を載せています。

セキュリティ対策

特にCryptoの世界では、ハッキングなどの攻撃を仕掛けてくる人が居ます。

Pyth Networkに考えられる主な攻撃は、「価格操作」です。

これらはメカニズムで攻撃から守るように設計されています。

また、コミュニティで価格データを発行する人(パブリッシャー)を限定し、選択することで対応するようです。

ホワイトペーパー2枚目に記載されています。気になった方は読んでみてください。

Pyth Networkのコンセンサスアルゴリズムについて

Pyth Networkは、価格データを発行する人がバリデーターを実行する「Proof of Authority(PoA)」を採用しています。

本来、バリデーター(データを検証する人)はブロックチェーンのデータを検証する人のことです。
価格データを発行する役割としては別物ですが、Pyth Networkでは一元化しています。

Proof of Authority(PoA)は、コンセンサスアルゴリズムの一部です。

コンセンサスアルゴリズムとは?

合意形成のこと。コンセンサス(合意)が行われて、ブロックが追加されます。
ブロックチェーンがブロックを追加する方法のことです。


Proof of Authority(PoA)以外に、一般的なコンセンサスアルゴリズムが2つあるので、併せて3つ紹介します。

ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムについて

Proof of Authority(PoA)以外に、一般的なコンセンサスアルゴリズムは2つあります。

本記事では、Proof of Authority(PoA)を含めた3つのコンセンサスアルゴリズムを紹介します。

コンセンサスアルゴリズムの種類
  • Proof of Work(PoW)
  • Proof of Stake(PoS)
  • Proof of Authority(PoA)

順番に解説します。

Proof of Work(PoW)とは?

Proof of Work(PoW)は、トランザクションの検証をすることで報酬が受け取れる仕組みです。

報酬を受け取るまでの流れ
  • トランザクションの検証
  • トランザクションの承認
  • 報酬の受け取り

トランザクションに対して「問題がないか」「虚偽の情報が混ざっていないか」の検証を行い、かつ計算を行います。

「1番最初にトランザクションの検証をし終えた人」が報酬を受け取れます。

全員が報酬を受け取れるわけではありません。

「ブロックチェーンのブロックを最初に生成した人が報酬を受け取れる」というイメージです。

Proof of Stake(PoS)とは?

Proof of Stake(PoS)は、暗号資産をステーキングすることで報酬を受け取れる仕組みです。

報酬を受け取るまでの流れ
  • 保有している暗号資産をステーキング
  • ステーキングの量や期間によって新しいブロックを生成する

ステーキングは、どの通貨でも良いわけではなく、Proof of Stake(PoS)を採用しているチェーンの「ネイティブトークン」をステーキングします。

ネイティブトークンとは?

特定のブロックチェーン専用通貨のこと。
※イーサリアムチェーンであれば、ETHがネイティブトークンにあたります

PoWのように、膨大なマシンパワーと電力を必要としないのが特徴です。

Proof of Authority(PoA)とは?

Proof of Authority(PoA)は、個人・組織の評判によってブロックの承認者を決めるコンセンサスアルゴリズムのことです。

あらかじめ、バリデーターになれる人物が決定しており、中央集権的なアルゴリズムです。

お金を持っており、権威的な証明ができる人物です。

Proof of Stake(PoS)とProof of Authority(PoA)を組み合わせた、Proof of Staked Authority(PoSA)も存在します。

コンセンサスアルゴリズムまとめ

コンセンサスアルゴリズムについてまとめます。

コンセンサスアルゴリズムまとめ
  • Proof of Work(PoW):計算処理をするマシンパワーが強いと報酬が貰いやすい
  • Proof of Stake(PoS):保有している暗号資産が多ければ報酬が貰いやすい
  • Proof of Authority(PoA):個人や組織の力が強ければ報酬が貰いやすい

Pyth Networkは、ブロックチェーンの相互接続することで、消費者は「どのチェーンでもPyth Networkを使用できる状態」になります。

アグリゲーター機能も備わっているのも特徴です。

アグリゲーター機能とは

様々なプラットフォームの価格をひとつにまとめる機能のこと。
プラットフォームごとの価格を一目で理解できるので便利です。

Pyth Networkに出資しているVCについて

https://twitter.com/PythNetwork/status/1732069024773865931

Pyth Networkは、以下の8つの企業から出資を受けています。

資金調達額については発表されていません。

PYTHトークンの詳細

PYTHトークンは100億枚発行されます。この総発行枚数は増加しない予定です。

トークンの85%はロックされます。
トークンはローンチから、6カ月後・18カ月後・30カ月後・42カ月後にアンロックされる予定となっています。

出典:ホワイトペーパー6枚目

Pyth Network関連の公式リンクまとめ

まとめ

以上です。

本記事では、Pyth Networkの概要やエアドロップ参加方法・タスクについて解説しました。

本記事のまとめ
  • Pyth Networkとは?
  • Pyth Networkに出資しているVCについて
  • ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムについて
  • Pythトークンについて

画像ソース:公式サイト

本記事は一般的な情報提供のみを目的としています。
投資判断の是非を判断するために利用されるものではありません。
また、会計・法律・税務に関するアドバイスや投資を推奨するものではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

NFT・Web3.0を多くの人に普及するために活動中 | NFT NEWS Japan 元副編集長 | 詐欺被害を減らすために”セキュリティ”について発信 | NFTコレクション運営 | 活動リンク:https://lit.link/aki039

コメント

コメントする

目次