- NFTや暗号資産の守り方を知りたい!
- セルフカストディって何??
- ハードウェアウォレットは必要なの??
こんなお悩みを解決できる記事を用意しました。
本記事を読めば、セルフカストディの概念と資産の守り方、なぜハードウェアウォレットが必要なのか分かります。
- セルフカストディとは何か?
- 自分の資産の守り方
- ハードウェアウォレットの使用方法
NFTに限らず暗号資産を保有している方なら、セルフカストディの考え方とハードウェアウォレットの使用は必須です。
実際に起きた事例などを紹介しつつ、なぜセルフカストディの考え方が必須かを解説していきます。
セルフカストディとは何か?
結論、セルフカストディは『自分の資産は自分で守る』という概念の話です。
- セルフ=自分、自身
- カストディ=保管・管理
暗号通貨のハードウェアウォレットを販売している、Ledger社製品担当のチャールズ・ハメル氏は下記のように考えています。
『セルフカストディは業界の自然な進歩であり、暗号資産の創設原則そのものである』
出典:Ledger公式
元々カストディとは機関投資家の代理人として、株式などの財産的価値があるものを保管・管理する業務のことを指します。
カストディは2種類存在します。
- 暗号通貨取引所によるカストディ
- セルフカストディ
簡単に言えば、『中央集権的な管理』か『非中央集権的な管理』であるかの違いです。
- 取引所によるカストディ→中央集権的な管理
- セルフカストディ→非中央集権的な管理
それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
取引所によるカストディのメリット・デメリット
取引所によるカストディのメリットは、以下の通りです。
- 利便性が高く、難しくない
- ググれば多くの情報が出てくる
- 万が一ハッキングされても取引所が補填してくれる可能性がある
取引所によるカストディのデメリットは、以下の通りです。
- 本人確認が必要(Cryptoの概念的にデメリット)
- 秘密鍵が取引所管理
- 取引所が倒産したら資産を失う可能性がある
- 取引所がハッキングされたら資産を失う可能性がある
デメリットであげた『秘密鍵が取引所管理』。
これに違和感を覚える方は多いのではないでしょうか。
日常的にメタマスクを触り、NFTの売買や暗号通貨でやり取りをしている方なら尚更危機感を覚えるはず。
bitFlyer(ビットフライヤー)で確認してみましょう。
- 入出金をクリック
- イーサリアムをクリック
- 0xから始まるウォレットアドレスを確認
③のウォレットアドレスは、登録時に自分で作成していませんよね。
つまり、取引所が作成し、秘密鍵を管理していることになります。
資産の管理について、参考になる記事を紹介します。
暗号通貨取引所『bitbank』のセキュリティ関連の開発にも携わる、ジョナサン・アンダーウッドさんのインタビュー記事です。
参考記事:暗号資産を安全に管理するために大切なこと
セルフカストディのメリット・デメリット
セルフカストディのメリットは、以下の通りです。
- 暗号通貨取引所の倒産に影響を受けない
- 自分の資産を自由に動かせる
セルフカストディのデメリットは、以下の通りです。
- 手間がかかる
- 設定が分かりにくい
2022年の11月にFTXの経営破綻が起こりましたね。
破綻前には自分の資産が引き出せなくなるなど、取引所に依存しているが故の問題が起こりました。
経営破綻が起きなくとも、自分の資産が自由に動かせなくなることは多々あります。
たとえば、CEO急死によって資産が動かなくなった事例です。
参考記事:遺産としての仮想通貨、鍵が不明で引き出せなくても相続税がかかる
上記の記事のように、悪意がなくとも自分の資産が引き出せなくなる事態も考えられます。
セルフカストディの考え方で資産を管理していれば、取引所に何かあっても関係ありません。
取引所のカストディとセルフカストディを比較
取引所のカストディとセルフカストディの特徴を表でまとめます。
項目 | 取引所のカストディ | セルフカストディ |
---|---|---|
秘密鍵 | 取引所が管理 | 自分で管理 |
利便性 | 高い | 低い |
セキュリティ | やや低い | 高い |
KYC(本人確認) | 必要 | 不要 |
管理体制 | 中央集権的 | 非中央集権的 |
セルフカストディの考え方で資産を管理するデメリットは、利便性が低いことぐらいですね。
次はセルフカストディによる、資産の守り方を説明します。
セルフカストディによる資産の守り方
セルフカストディによる資産の守り方は『ハードウェアウォレット』の使用が一般的です。
自己資産を守るために、いくつか知っておくべき知識があります。
- 公開鍵と秘密鍵の違い
- 秘密鍵を保管するウォレット
- コールドウォレットの安全性
コールドウォレットとはハードウェアウォレットのことであり、『ハードウェアウォレットを複数使用すること』が大切です。
公開鍵と秘密鍵の違い
公開鍵の詳細は、以下の通りです。
- 人に教えても問題が無いもの(長い英数字)
- 銀行の口座番号のようなもの
秘密鍵の詳細は、以下の通りです。
- 絶対に人に教えてはダメなもの(64の文字列)
- 銀行口座の暗証番号のようなもの
混同しないようにしましょう。
参考記事:【2024年最新版】MetaMask(メタマスク)とは?
次は、秘密鍵を保管するウォレットについて解説します。
秘密鍵を保管するウォレット
秘密鍵は、絶対に教えてはいけません。
秘密鍵の保管方法は、2種類あります。
- ホットウォレット(メタマスク)
- コールドウォレット(ハードウェアウォレット)
これだと分かりにくいと思うので、さらにまとめます。
- 秘密鍵をオンラインで保管(暗号通貨やNFTは、ブロックチェーン上にある)
- ネット環境があれば使用可能
- 使いやすいが、ハッキングのリスクが高い
- 秘密鍵をオフラインで保管(暗号通貨やNFTは、ブロックチェーン上にある)
- ネットに繋がっていない
- 使いにくいが、ハッキングのリスクが低い
上記を見れば明らかですが、コールドウォレットの方が安全です。
ただし、注意ポイントもあります。
【注意】コールドウォレットの安全性
コールドウォレットが、セキュリティ面で安全なのは間違いありません。
ただし、使い方によってはハッキングされる可能性もあります。
- 失いたくない資産や大切なNFTを送るだけにする
- NFTの購入をハードウェアウォレットからしない
上記2つを守れば、そうそうハッキングされることはありません。
PCがハッキングされて、その間にハードウェアウォレットを使用していたら盗難の被害にある可能性はあります。
上記の方はハードウェアウォレットを使用していたが、おそらくPCがハッキングされて盗難被害にあったとのこと……。
この場合の対策方法は、PCを初期化するか新しくPCを購入するしかなさそうです。
おすすめのハードウェアウォレット
最後にハードウェアウォレットの使用についてです。
結論、『Ledger NANO S PLUS』がおすすめです。
『Ledger NANO S PLUS』は、2つ以上の購入をおすすめします。
現在Ledgerを購入すると、ビットコインが最大30ドル(4200円)もらえるキャンペーン中です!※1週間限定のキャンペーンです。
在庫なくなり次第終了の可能性があるので、早めに購入するのがおすすめ!1週間経たずに、上記のキャンペーンは終了しました。 現在は『BLACKFRIDAY10』というキャンペーンコードの使用で10%オフになります。月曜日までですが、予告なくキャンペーンが終了する可能性もあるので購入を考えている方は早めの購入がおすすめです。
キャンペーンは終了しました。
Ledgerの購入はこちら!
ハードウェアウォレットが2つ以上必要な理由
理由はシンプルで、破損する可能性があるからです。
ここで起きる勘違いは、『ハードウェアウォレットが故障したら復元不可能』です。
たとえばビットコインは、ブロックチェーン上に存在します。
ハードウェアウォレットの中に、ビットコインがあるわけではありません。
ビットコインを自分の権限で動かすために必要なのが『秘密鍵』であり、ハードウェアウォレットには『秘密鍵』が入っているだけです。
故障、盗難のリスクを踏まえて2つ以上購入しましょう。
故障や盗難にあっても、秘密鍵が壊れるわけではありません。
新しいハードウェアウォレットで復元すれば自分の資産は引き出せます。
最新情報!Ledger新製品『Ledger Stax』の予約販売開始
2022年12月6日に、Ledger社が新製品を発表しました。
Ledger Staxは、『Apple』を意識しているそうです。
過去のLedgerのコラボを見ても、ブランドとしての魅せ方にこだわりを感じます。
Ledgerがどのブランドとコラボしているかも、ツイートで説明しました。
iPhoneが日本で発売された当初は2万円台でした。今は16万円です。
今のLedgerは高くても、4万円です。
NFTやクリプトに関わっている人は、購入しておきましょう。
まとめ
本記事の要点をまとめます。
- セルフカストディ=自分の資産は自分で守るという概念
- カストディは2種類ある(セルフか取引所か)
- 公開鍵と秘密鍵の違い
- コールドウォレットの安全性
- ハードウェアウォレットの使用は2つ以上
- 『Ledger NANO S PLUS』の購入がおすすめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント